特徴 |
「直接染料」の名の通り、面倒な手間がいらず、ただ染料を水に溶かすだけで綿などを直接染めることができます。 一般的に、汗・洗濯・日光などに対しては弱い染料です(最近の直接染料の中には「汗・洗濯・日光」などに強いものあります)。 色の鮮明さにおいても他の染料よりは劣ります。また染色後の処理に「フィックス処理(Fix処理)」と呼ばれる後処理が必要です。
※ 上の表はあくまで一般的な評価です。染料によっては強いものもあります。 |
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染められる素材 | 綿・麻・レーヨン・テンセル・キュプラ・絹 |
直接染料の染色方法(簡易編)
色の薄くなった綿ジーンズを真っ黒に染める染色例です。
(1) | 直接染料と助剤(芒硝)を溶かして 染液を作ります。 |
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(2) | 染めるものを入れて温度を沸騰まで上げて よく混ぜながら30分間、染めます。 (染めている間は温度を95℃に保ったままです。) |
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(3) | 染色終了後、水洗いし、フィックス処理をします。 フィックス処理はフィックス剤を入れて 温度60℃で15分間、処理します。 |
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(4) | 水洗いし、脱水・乾燥で完成です。 |
- [解説] 直接染料をさらに専門的に