カチオン染料の染色に使用するもの
カチオン染料 | 酢酸10%液 | 芒硝 | ソーピング剤 |
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※ カチオン染料は、アクリル繊維を染めることができます。
カチオン染料 | 酢酸10%液 | 芒硝 | ソーピング剤 |
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昇温工程 | → | 染色工程 | → | 冷却 | → | ソーピング |
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アクリル繊維を収縮させないよう、徐々に温度を上げる。 | 高温で染料を繊維に固着させる。 | 急激な冷却によってアクリルが収縮しないよう、徐々に冷却する。 | 繊維表面に残留した余分な染料を洗い落とす。 |
※ Kayacryl ED染料は、60℃以下の温湯で溶解してから染浴を調整してください。
※ 酢酸は染料溶解時には入れないでください。
上記染色曲線の ※ 部分の温度は染色濃度によって変わります。
染色濃度 | ※ 部分温度 |
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0.2%未満 | 60~75℃ |
0.2~1.0% | 70~80℃ |
1.0~2.0% | 75~85℃ |
2.0%以上 | 不要 |
ムラなく染めるための重要な温度操作です。
染色濃度 | 必要時間 |
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1%以下 | 約20分 |
2%以下 | 約40分 |
2%以上 | 約60分 |
濃色の場合、染色時間が短いと濃色になりません。
Kayacryl ED染料の場合、芒硝は緩染効果を与え、色ムラを抑えることができます。しかし、芒硝の入れすぎは最終染着率を低下させるので、以下の表を参考にしてください。
染色濃度 | 芒硝必要量 | 酢酸10%液必要量 |
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0.1%以下 | 10g/l | 3cc/l |
0.5%以下 | 5g/l | 3cc/l |
1%以下 | 3g/l | 3cc/l |
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